えびすレター100回目
- 2020/11/11
- 09:49
こんにちは、えびす治療院の森井です。
今回のえびすレターでちょうど100回目の配信になります!
週に1回皆さんにお送りしているので、もうすぐえびすレターを始めてから2年が経とうとしているのですね。感慨深いものです。
今後も少しでも皆さんの役に立つような情報をお伝えできるよう、拙い文章ですがお送りしますので、良かったら読んでもらえると嬉しいです^^
さて、記念すべき100回目は
『100℃近いサウナでなぜやけどしないのか?』
という、数字の100にちなんだ割とどうでもいい雑学をお伝えしましょうか。笑
サウナで汗をかくと気持ちいいですよねー。
ですが、サウナの中は大体80℃~、高いものだと110℃もの高温になっているものもあります。
90℃のお湯なら、ちょっと触っただけでやけどするのに、どうしてサウナでは全身を高温にさらして平気なのでしょうか?
その理由は、
空気は水に比べて熱を伝えにくい、つまり「熱伝導率」の低い物質であるということです。
熱いお湯に触れると、皮膚もすぐその温度になりますが、空気だとゆっくり伝わるので、かぎられた時間ならやけどをしないのです。
これからの時期に活躍する、羽毛布団とかダウンコートが暖かいのも、中に空気を多く含むので体温が外に逃げにくく暖かく保てるのと一緒の原理です。
サウナの中では基本的にじっとしていると思いますが、動かなければ体の周囲にある空気の層はあまり動くことがないので、周囲の温度が高くても体はすぐには熱くなりません。
逆に、動いたり歩いたりすると熱く感じます。
これは、皮膚を覆っている空気の層が乱れるためです。
さらに、サウナでかく大量の汗も、皮膚を守ることに一役買っていて、そもそも汗には体温調節機能があって、かいた汗は皮膚を覆って水分の膜をつくります。
水は熱を吸収する力は大きいが、温まりにくい性質があるため、皮膚が高温になるのを遅らせます。
そして、かいた汗の一部は、高温の中でどんどん蒸発する。水が蒸発するときには、周囲の熱を気化熱として奪うので、体の熱もどんどん奪われて皮膚が冷やされる。
というのが発汗で熱を下げる仕組みです。
また、湿度の影響もあります。
サウナの中は乾燥していて湿度が低いが、湿度が低ければ熱さにも耐えやすいものです。
蒸気を満たしたサウナもありますが、その温度は40℃ほどに保たれており、通常のサウナで湿度が高かったら、たちまちやけどしてしまうでしょう。
ロウリュウサウナとかで熱した石に水をかけて水蒸気を起こし、団扇やタオルであおいで熱波を送ると体感温度が上がるのも、
水蒸気により部屋の湿度が上がるのと、空気の対流が起こり熱伝導を起こりやすくなる為です。
実際、ロウリュウをすると部屋の温度自体は、上がっていないどころか少し下がるそうですよ。
僕はロウリュウサウナ体験したことないですけど笑
これからの時期はどんどん寒くなるので、サウナや温泉で体を温めるのも良いですし、服装は体と外気の間に空気の層をたくさん作れると熱伝導が悪く、防寒になりますので、たくさん着込んで過ごしましょう。